中々書く手本の決まらない、ある参加者さん。
いくつものお手本を次々と替えて眺めながら、ぴんとこないようなご様子でした。
施設長さんに相談してみると、朱墨の「赤色」が見えにくかった、ということがわかりました。
黒で書いた手本をお渡しすると、すぐに書き始められたので、そういうことか~、と納得しました。
ご病気により、見えにくい字があったり、大きさや距離感がつかみにくい、ということがあります。
例えば、白内障の方の場合、「黄色」が認識しづらいそうです。
また、失語症の方には、「ひらがな」よりも「漢字」の方が見やすいことがわかっています。
その方の障害を知っているのといないとでは、
進め方に差が出てくることを、実感した瞬間でした。
施設スタッフさんは利用者さんのご病気を把握されているので、それを念頭にレクを進めていきたいですね。
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