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手を導いてさしあげる

介護の仕事をしていて、例えば立ち上がりの介助時、
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「こちらの手は、ここにつかまると立ちやすいですよ」
とアドバイスすることで、ほとんどご自分の力で立ち上がれた利用者さんがいました。
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この、導く。ということは、自立への大きな一歩だと考えています。
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私たちは無意識に一つひとつの動きをしていますが、
高齢になり、それがわからなくなってしまわれる方もいらっしゃいます。
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書道でもこれは有効。
「この線から書いて、次はここへ筆をつきましょう」
「ちょっと墨をつけましょうか」
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このお声かけで、お手伝いが必要かなと思っていた方がだいぶご自分の力で書けたのです。
相手に伝わっているのか確認しながら、しっかりと伝えることが大切です。
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より立ちやすいように
より起きあがりやすいように
より自分の力で出来るように、
体の動きを導いてさしあげる。
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バタバタな介護現場では、なかなか難しい場面もありますが(^_^;)
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でも、この介護士さんの心がけが、利用者さんの自立へとつながっていくのでしょうね。