介護レクの企画を考えるのが重荷・・
人前でレクを行うのが苦手・・
という介護士さんもいるのではないでしょうか。
私も、「大勢の前で何かやらなくては・・」という重圧に悩んだことがありました。
ですが、よくよく考えてみると、レクの主役は「利用者さん」!
こちらがパフォーマーになる必要はないんですよね。
その視点に気がついてからは焦りの気持ちが減り、「参加者さんが楽しむこと」に注力するようになりました。
盛り上がるレクも魅力的ですが、
静かな空気の中でマイペースに進めていけるレクもあります。
レクの内容に沿って、皆で雰囲気を作っていくんですよね。
大勢での集まりが苦手な利用者さんでも、個別レクなら参加したい。そういう方もいらっしゃいますね。
中でも書道レクは、レクリエーションの企画で困っている介護士さんにお勧めしたい介護レクです。
介護士さんにとっての「書道の取り入れやすさ」や、利用者さんにとっての「書道で得られる効果」があるからです。
以下の3つが高齢者施設で書道レクを行うメリットと考えます。
1.介護士さん・利用者さんにとって「簡単」
2.介護士さんが「継続できる」
3.利用者さんに「リハビリ作用」
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まず、1.の「簡単」について。
単に「書道は簡単!」ということではありません。
書道は利用者さんにとってなじみ深いものなので、
複雑な説明がなくても、スムーズに始められる、という点で「簡単」なのです。
介護士さんの、「前に立って説明しなくては・・。何かやらなくては・・。」という心配も不要です。
道具とお手本があれば、意欲的な利用者さんはご自身で書き始めてくださいます。^-^
そして、2.「継続できる」。
書道で何を題材に選ぶかによって、これは決まってくるのではと考えます。
それは、「季節感」を取り入れることです。
「季節ごとの言葉を選んで書く」楽しみを作ると、1回きりになりません。
利用者さんが飽きずに、続けられる。
介護士さんにとっても無理なく、続けられる。
毎度、テーマに悩まずに済むのなら、介護士さんもひと安心ですよね。
そして意外な、3.「リハビリ作用」。
書道は、姿勢が整いますので、自然とリハビリ作用が働きます。
背の丸い、ほんわかした雰囲気の利用者さんが、書道の時間になると、
突然キリッと背を伸ばし、集中して書かれる姿には、こちらが驚かされるほどです。
座って書いているだけでリハビリにもなるなら、一石二鳥ですよね!
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レクの王道ともいえる書道。
ちょっと視点を変え、レクの進め方を変えるだけで、こんなにも利点が見えてきますね。^-^
介護士さんがレクのカテゴリーに迷っているのなら・・迷わず!書道をおすすめします。
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