中々書いてもらえない・・どうしたらいい?

「中々利用者さんに書いてもらえない・・」
「せっかくお連れしても、書けないと断られてしまう」
どうしたら利用者さんに書いてもらえますか?とご相談がありました。
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遠くから見ていて近づけない、控えめな方。
手本を前にボウゼンとされてしまう方。
ダメなんだよ~書けないよ~、と気乗りされない方...いらっしゃいますよね^^;
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「何十年も書いてない、小学生以来だ」
「こういうのは字のうまい人が参加するんだから・・」
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昔のように書けないと思われ、気落ちされてしまうようなのです。
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でも、実際に書いてみると、「嫌になっちゃうわ~」と言いながらも
仕上がった嬉しさ!!表情にあふれ出てくるんですよね。
皆さん、とっても素敵な照れ笑いを見せてくださいます。
できることなら根気強くお声かけして、1枚だけでも書いていただきたいものですよね。
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では、利用者さんに断られてしまうとき、どうやってアプローチしていったらいいものでしょうか
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1.難しくない字をお勧めする。
文字数・画数の少ないものを選びます。
いきなり難しそうな字だと、「こんな風にはとても書けない」と言われてしまいますので、1~2文字の易しめな言葉を選びましょう。
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2.写し書きをお勧めしてみる。
一般に、書道で手本を下にしき写して書くことは推奨されていません。
でも、高齢者向け書道で「写し書き」「なぞり書き」はOKだと思っています。
まずはなぞっても、1枚書き上げるということが大きな一歩です。
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写し書きのメリットについては、こちらのブログで記載しています。
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3.時間を置いて再度お声掛けしてみる
一度断られてしまってもあきらめずに、参加者さんの心が動き始めるのを待ちましょう。
最初は「見学だけ」と仰っていた人でも、「やっぱり、やってみようかな・・」と心が動くこともあります。
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介護士さんにとって、気乗りしない方へのレクへのお誘いは苦労する部分ですが、ご様子を見つつ、少しずつアプローチしていきましょう♪