2月、デイサービスでの書道レクの記録です。
ご参加人数:17名(女性12名 男性5名)
お手本:「花」「白梅」「紅梅」「ひな祭」「花衣(はなごろも)」
施設長さんより、難しすぎない手本ということでご依頼いただきました。
画数の少ないものを中心に5種類、春の足音を感じられそうなお手本を用意いたしました。
注目したいのが1字書、「花」🌸
1字書はあまり取り入れてこなかったですが、皆さんの書かれる作品を見ていて、いいなと感じたのです。
半紙1枚に大きく「花」、と書けば、
伸ばす線を書く時にひじや肩の関節を使うため、リハビリになります。
なにより、ぐぐっと線を伸ばして大きく書くことは、本当に気持ち良いです!
書かれた皆さん自身、気づかれたのではないでしょうか。
たった1つの「花」の文字でも、お一人ごとに様々です。
可憐な雪柳のような小花だったり、向日葵のような明るく陽気な花。
ふっくらとした線からイメージさせられる、百合の花。
皆さんの書から、色んな花が見えてきました❀
初回でしたので、スタッフさんの勧めで
ホワイトボードに講師名を書かせていただきました。
視界で入る情報って、大きいのですね。
皆さんの反応がよく、名前を数名の方から呼びかけていただきました。
そしてある男性参加者さんは、私の「紫香」という講師名を何枚も、書いて見せて下さいました!
とてもとても、嬉しかったです!
最後にお写真も一緒にと仰って頂き、撮らせて頂きました。
ほかに「紅梅」「白梅」、お好きなものを選ばれて、それぞれに味わいある線を書かれています。
お手本の字だけを書く必要はありません。
「花祭り」「花命」など、アレンジされる方も!
突然、魚の絵を描かれる方もいて、周りから絶賛の声でした。うかがうと、魚釣りがお好きな方でした。別の方と、思わず魚釣りの話で盛り上がっていました。
書きたい字を自由に書く、そんな書道が理想です。
きっかけは皆さん様々。何かが糸口になり、昔懐かしい気持ちが蘇ったり、思い出話に花が咲いたなら、この時間はとても意味深いものになります。
利用者さん同士お互いに、作品を褒め合っていらっしゃり、照れているご様子が可愛らしく印象的でした^^*
今後も継続実施させていただく施設様です。
徐々に、利用者さん一人一人を見つめていき、接していけたらと思っております。
施設スタッフさんのサポートが手厚く、多人数ながら、私もお一人ずつお話しすることができました。
参加者様、施設スタッフ様、ありがとうございました。
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