春の言葉を書く*2018年2月書道レク

2月15日、書道レクの実施記録です。

デイサービスさんに依頼させて頂き、5名の方が参加されました!

まずは、ご用意したお手本を見ていただきました。

 

「はつはる」「梅花」「梅香」「桃」「甘酒」「桜もち」

「匂草」「匂鳥」「ひな祭」「花」「夢見月」

 

お手本で迷われるご様子もありましたが、ほとんどの方が筆をすぐに手に取られていたので、そのままお書きいただこうと、決めたお手本でスタートしました。

 

皆さんのご様子をうかがいながら、途中でお茶休憩をはさみ、

施設長さんの計らいで後半はお手本チェンジしました。

 

1時間半ほどのレク時間、飽きてしまわれるご様子もみられず、それぞれのペースで最後まで楽しんで下さいました。

お手本をよく見て下さり、半紙いっぱいに大きく「花」の字を書いてくださいました。

「ここがうまくいかなかったね」と仰いながらも、笑顔が見られてこちらも嬉しくなりました。書き終えるとまたもう1枚、チャレンジされていました。

 

書かれるペースも、枚数も、皆さんそれぞれです。

 

同じ手本を、何枚も納得いくまで書かれる方。

1枚の半紙の中に、何度も字を練習される方。

ゆっくり、じっくり集中されて渾身の1枚を仕上げられる方。

 

「うまく書けなかったわ」

そうおっしゃる方に、字を直してさしあげた方が良いのかいつも迷いがありますが、表情がどこか晴れ晴れとされているのを見ると、ほっと安心します。

改まって字の細かな部分を添削する必要性は、あまり感じていません。

 

たとえ思い通りの字が書けなかったとしても、

書く過程でのここちよい緊張の中で、

1枚書き上げるごとに、清々しい達成感があります。

そして、次の1枚への意欲につながります。

 

紙と向かい合って筆先に集中し、作品を作り上げる書道の時間。

 

1枚書けばひとたび、昔懐かしい書道の記憶がよみがえり、数十年ぶりとは到底思えない線を書かれます。

 

ゆっくり流れる時間の中で、そのここちよい緊張や達成感を皆で味わうことができるのは、書道レクの醍醐味ですね。

 

改めて今回のレクで気づかせていただきました。

 

ご参加いただいた皆さん、施設スタッフの皆さん、ありがとうございました!