2月15日、書道レクの実施記録です。
デイサービスさんに依頼させて頂き、5名の方が参加されました!
まずは、ご用意したお手本を見ていただきました。
「はつはる」「梅花」「梅香」「桃」「甘酒」「桜もち」
「匂草」「匂鳥」「ひな祭」「花」「夢見月」
お手本で迷われるご様子もありましたが、ほとんどの方が筆をすぐに手に取られていたので、そのままお書きいただこうと、決めたお手本でスタートしました。
皆さんのご様子をうかがいながら、途中でお茶休憩をはさみ、
施設長さんの計らいで後半はお手本チェンジしました。
1時間半ほどのレク時間、飽きてしまわれるご様子もみられず、それぞれのペースで最後まで楽しんで下さいました。
お手本をよく見て下さり、半紙いっぱいに大きく「花」の字を書いてくださいました。
「ここがうまくいかなかったね」と仰いながらも、笑顔が見られてこちらも嬉しくなりました。書き終えるとまたもう1枚、チャレンジされていました。
書かれるペースも、枚数も、皆さんそれぞれです。
同じ手本を、何枚も納得いくまで書かれる方。
1枚の半紙の中に、何度も字を練習される方。
ゆっくり、じっくり集中されて渾身の1枚を仕上げられる方。
「うまく書けなかったわ」
そうおっしゃる方に、字を直してさしあげた方が良いのかいつも迷いがありますが、表情がどこか晴れ晴れとされているのを見ると、ほっと安心します。
改まって字の細かな部分を添削する必要性は、あまり感じていません。
たとえ思い通りの字が書けなかったとしても、
書く過程でのここちよい緊張の中で、
1枚書き上げるごとに、清々しい達成感があります。
そして、次の1枚への意欲につながります。
紙と向かい合って筆先に集中し、作品を作り上げる書道の時間。
1枚書けばひとたび、昔懐かしい書道の記憶がよみがえり、数十年ぶりとは到底思えない線を書かれます。
ゆっくり流れる時間の中で、そのここちよい緊張や達成感を皆で味わうことができるのは、書道レクの醍醐味ですね。
改めて今回のレクで気づかせていただきました。
ご参加いただいた皆さん、施設スタッフの皆さん、ありがとうございました!
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