冬から春へ*2019年2月書道レク

高齢者住宅の一角にある地域交流カフェにて、書道教室を定期開催しています。

 

2月初旬、「立春」の翌日の実施でした。

冬から春へ移ろいゆく、そんな情景を浮かべて。

想像力を働かせて書けるような言葉、

たくさんご用意しました!

書道は数十年ぶり、というこちらの方。「寒の戻り」を選んで一筆。

 

「おおざっぱなんです・・」とがっかりして仰いますが、とんでもない。。

『おおらか』なんです!

「の」の字なんて気持ちいいほど伸びやかで、羨ましいほど豊かな表現をされています。

 

最初の1枚は、カッチリとした線で緊張を漂わせながら 書かれていました。

こちらは3枚目の作品。書くにつれ、筆の運びが慣れてくるのを感じます。

 

他の方も同様・・特に、何十年ぶりかで書道した方は、線質の変化が顕著に出ます。

1枚目の作品から並べて比較してみると楽しく、

ご本人もびっくりの変化です!

一時間存分に楽しみ、「とっておきの1枚」をそれぞれ選びました。

左下に「きさらぎ(如月)」と書かれた落款を押しています。

飾りたくなるほど、作品映えします。

寒の戻り・・・春、一時的に寒さがぶり返すこと。

薄氷・・・「うすらい」春先、手水鉢(ちょうずばち)や水たまりなどにうっすらと張る氷。手で触れるとはかなく割れてしまう。→

冴返る・・・「さえかえる」 寒さがぶり返し、大地が再び凍てつくこと。「凍返る」も同じ意味。

公魚・・・川魚の「わかさぎ」です。「なんて読むの??」と盛り上がりました。

雪割り・・・残る雪を割ったり、ほり返したりして、雪解けをうながす。

如月・・・冬眠していた生き物が活動を始める、気温5度以上を保つ時期を「如月期間」というそう。

春水・・・「しゅんすい」、氷や雪が溶け、水となって流れること。

帷子の雪・・・「かたびらのゆき」、薄く積もった雪。

 

 

いつも参加されている方の声をご紹介します。

「月1回筆を持つと決めて、集中して取り組める時間」

「色んな言葉が知れるから楽しい」

初めての参加された方も、「是非続けたい」という声がありました。

 

 

シンプルに字を書く、ということを通して、

日常から季節を感じたり、想像を働かせ、昔のことを思い出したり・・

心豊かな時間が流れていると感じています。

そんな書道の時間、是非これからも続けてくださいね。