- 「見本と比べちゃうから嫌」
- 「手本と同じように書けないから、書きたくない」
書道レクの活動の中で、時々、こういった声も聞かれます。
「書けなくてダメだった…」と嫌な気持ちのまま終わってしまうのは、できる限り避けたいと思っています。
それなら、
「手本をなくせば、自分の書き方に集中し、のびのびと自分の字が書けるのでは?」
そう考えて始めたのが「お手本なし書道」です。
実施方法です。
お手本を使わない代わりに、以下のように進めていきます。
書道セットを用意し、お手本がないと皆さん「何書くの?」と仰るので、
「今日はお手本はありません!」とお伝えし、
このように、本日のテーマの字を発表しましょう。
- ホワイトボードにお題の字を書く
- (ホワイトボードの字が見づらい方には)手元に、お題の字を書いたメモを置く
ホワイトボードに書かれた字、あるいは手元のメモの字を見て、
皆さんは集中してその字を書かれます。
●お手本なし書道のメリット
- 自分の字に集中できる
- 手本と半紙の視線の往復がなく、疲れにくい
「お手本通りに書かなければ」という縛りから開放されますので、
完璧主義の方や、いくら書いても納得いかないという方には合った書道の進め方かもしれません。
2については、利用者さんの実際の声からの気づきです。
●お手本なし書道のデメリット
- お手本がないと書きにくい(手本があるのが当たり前だから)
書道はお手本を見て書くスタイルが一般的ですので、戸惑われる方が多いのは当然のことです。
いつもと違う方法の書道であること、それを最初の段階でお伝えしておくのは必須です!
「お手本がなくても書道って楽しめるんだ」と、この機会に書道の敷居を少し下げて、身近に感じていただけたらと思っています。
*お手本なし書道の実施記録です。
(失敗やつまづきも多く、現在も模索中・・)
ブログリンクしていますので是非ご覧ください!
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