介護付き有料老人ホームで、筆ペンを使った書道レクを取り入れています。
参加いただいた利用者様の反応で、今回の手本の気づきや改善点を、備忘録も兼ねて振り返ります。
今回は季節の童謡、唱歌をお手本にしました。
なじみがあり、つい口ずさんでしまう利用者様も、ちらほら見られます(^^)
赤入れしながら、一緒に掛け合いで歌うのも楽しい時間なんですよ。
~実施の流れ~
お手本を順番にお渡しして、見ながら臨書(=まねて書く)進め方です。
一枚目はひらがなが多めの簡単なお手本から、スタートする方法がスムーズです。
お手本を一度にまとめてお渡しすると、選ぶのに迷ってしまったり、
結局どれを書いたらいいか、混乱されてしまうこともあったためです。
(ご自分でお手本を選んで書ける方については、一度にお渡ししても良いと思います)
一枚書き終えるごとに、講師※が丸つけしながら、感想をお伝えします。
(※講師がいない場合は、レク担当や介護士さんでもOKです)
一枚にじっくり注力される方から、さらさらと沢山の枚数を書かれる方まで。書き進めるスピードも、様々です。
個々のペースを妨げず、見守ります。
手が止まり、首をかしげている方には、難しい部分がわかりやすくなるようにお声掛けします。
用意したお手本について、利用者さんの反応を振り返りました。
今回の気づき
「童謡」の「謡」の字、「早春賦」の「賦」の字が見づらかったようです。
- 画数が多くて混みあっている漢字、かつ
- つづけ字になっているもの
上記については、なるべく入れないか、少なくする方が良さそうです。
先ほどの講評に反してしまいますが、
- ひらがなを多めにする
- 歌詞の中の「うぐいす」には漢字を使わない
童謡や唱歌はなじみ深く回想効果もあり、「歌の会」などの音楽レクリエーションで実施している高齢者施設も多いかと思います。
書道も同じです。
すっと入りこむことができるので、抵抗なく取り組みやすい題材です。
口ずさみながら書かれている方もおられ、心がゆるみ楽しい時間になりますね。
季節感のある童謡、唱歌はたくさんあるので、書道で書きやすい作品を是非見つけてみてくださいね。
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