冬のさいごを楽しむ書

今日は雪もちらついて、立春とは思えない寒い日・・

春のあたたかさを想像し、ワクワクする気持ちもありますが、

過ぎてしまう冬を惜しむ気持ちもあったり。

そんな冬のさいごを楽しむ言葉、

探して書いてみました。

 

素敵だなぁと目に止まった言葉たちです。

簡単な解説を右の字から。(weblio辞書を参照しました)

 

◆『冬萌』(ふゆもえ)

晩冬の暖かい日、木の芽や草の芽が出てくること。

 

「萌」=芽生え、兆しという意味もあるそう。

寒い雪の中でじっと耐えて、ようやく顔を出した芽の緑色が浮かびました。

心が元気になる言葉だなと、是非利用者さんにも紹介してみたいと思いました^^

 

 

◆『冬ぬくし』(冬温し)

冬のさなかの暖かい陽気。穏やかな日和で、冬の恵まれた一日。

※冬暖(ふゆあたたか)も同義

 

力を抜いて書けそうな、いい言葉ですよね。

冬にコタツに入ってぬくぬくして出られない・・そういう言葉なのかな?と私は想像してしまいました^^;

 

◆『冬日向』(ふゆひなた)

冬の日差しでできたひなた

 

寒い中でのポカポカの陽ざし、いつまでもそこにいたくなるようで、

本当に幸せですよね。

冬日向、やわらかい響きで好きな言葉です。

 

 

 

↓「冬ぬくし」が案外難しくて、何枚も書きました。

何故だか「ぬくし」の字を見ていたら段々面白くなってきました^^

寒いと体も固まってしまいますが、

ゆっくり筆をすべらせていると 頭もほぐれ、

心もポカポカ温かくなるから不思議です。

 

冬の終わりを楽しむ書、

なかなか素敵な時間です。

 

2月もまだまだ寒いです、

利用者さんと冬を惜しみつつ

書道で言葉を楽しむ時間はいかがでしょうか?