7月書道レクの記録です。
「涼風」「夏の香り」「白砂青松」
3つのお手本を中心に進めていきました。
響きのいいものを選びましたが、
書かれる皆さんからは、「どの字も難しいね」というお声がありました^^;
それでも筆に集中し、真剣に線を入れていく皆さんです。
とても格好いいお姿です。
今回も皆さんらしい字で
たくさん、書いていただきました。
最近、書道の時間に感じたことです。
「思うように書けないことを、マイナスにとらえなくていい。」
1枚書かれ、
首をふったり、苦い顔をされる方、まぁまぁいらっしゃいます。
「うまくいかなかった..」
「もっと思うように書きたいのに‥!」
書道で皆さんが
何枚も何枚も
チャレンジされるのは、
そういう思いが
心にじわじわと沸き起こるからだと思っています。
他の人の目からいくら素敵に見えても、
やっぱり自分で「こう書きたい」イメージのものでないと
自分の字にがっかりすることもあるし、
納得はいかないものです。
私もいつも感じる気持ちなので、
そうだよなぁって
皆さんの反応を見て、共感しています。
今までは講師として、
「ダメだった気持ちを残してほしくない」
「今のままでも、とても素敵だって伝えたい」
と、良いところを精一杯お伝えしようとしていました。
これからもその気持ちは変わらないのですが、
思うように書けない時間も含めて
書道の楽しさがあると思っています。
「どうでしたか?」
「難しいですよね」
って1回、書いてみたその気持ちを
一緒に見つめて。
「よし、もう1枚」
と次への挑戦を見守ること。
筆をもつ時間を
皆さんのペースで堪能できるように、
見守らせてもらいたいです。
(何というか、私が焦ってしまってはいけない、
と思ったのです。)
たくさん書いても、調子の出ないまま終わってしまう日もあります。
それでも
書道の時間をひとしきり終えた後、
「筆で書いてすっきりしたなー」と感じる感覚、
きっとあります。
その感覚を
純粋に感じてもらって
「楽しかった」
「また、書きたいな」
と思っていただけるように。
書道でしか味わえないことを
これからも皆さんと一緒に感じていきたいです。
コメントをお書きください